【患者】40代後半女性
【主訴】3ヶ月前から右首が痛い
【既往歴】ー
【現病歴】約3ヶ月前より右側に向くと頚部右側の痛みを感じ始め、痛みが続いている。
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【現症】頚部安静時痛なし。頚部自動関節可動域(以下、ROM)右回旋約25°にて痛み発生する。
【施術と結果】症例は誘因なく発生している為、頚部の筋緊張が痛みの要因の1つと考え、そして筋緊張の原因は腰部の筋緊張であると考えた。
まず、患者に頚部右回旋時痛む箇所を指1本でご指示頂くと、頚椎5番(以下、C5)棘突起より約4cm右側に強い筋緊張を触察した。患部に緩消法を約30秒行い筋弛緩を確認した。痛みが10から5(NRS改変)に小さくなり、頚部自動ROM右回旋約35°に大きくなった。続けて緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛みが10から0(NRS改変)に消失した。頚部自動ROM右回旋約45°に大きくなりROM頚部左回旋とほぼ同じとなった。
短い時間で痛みが消失したことに驚かれた。次に腰部側面の緊張した筋肉に対し緩消法を約10分行った。再度、頚部自動ROM右回旋約50°に大きくなり、左右同じとなり施術を終了した。