5日前に転倒により負傷した右手関節の捻挫による痛みの改善例

【現症】自動関節可動域(以下、ROM)右手関節背屈30°にて右手関節掌側周辺に痛みが発生。
【施術と結果】本症例は、転倒による右手関節捻挫によって右手関節掌側周辺に痛みが発生、以来安静時痛はないが右手掌を平面につける際、右手関節掌側周辺に荷重痛があり、熱感、腫脹、皮下出血がないことから同周辺から右前腕屈筋群の筋緊張を疑った。
　よって触察すると右前腕屈筋群の広範囲に筋緊張がみられたので同範囲に緩消法を約3分行い筋弛緩を確認した。結果、右手関節背屈ROMが70°、痛みが10から4(NRS改変)になったとの報告を受けた。
　続けて同範囲の施術を約3分進め更なる筋弛緩を確認した。結果、右手関節掌側周辺の荷重痛が10→0(NRS改変)になったとの報告を受けた。残時間は前腕の筋緊張が再発しないために腰部の筋弛緩が重要である旨をお話し腰部側面に緩消法を約15分行い腰部側面の体表より押圧深4cmを確認したところで終了した。
　痛みが短時間でなくなり信頼して頂けたようで「また何かあったら来ます。」ということでした。