20年来の腰部痛の改善例

【現症】毎日朝の起床時に左腰部第4腰椎(以下、L4)の高位周辺が痛み、寝床からの起立に時間がかかるとのことでそれ以降1日中痛みはあるが活動はできる状態。また、自動関節可動域(以下、ROM)胸腰部屈曲約30°で同周辺に痛み発生。
【施術と結果】本症例は20年来の慢性的な腰部痛とのことで、朝の起床時にL4高位左側周辺に痛みが起きその痛みが1日中残存することから同周辺の筋緊張が痛みの要因であると考えた。
　よって同周辺を触察すると筋緊張を確認したので同周辺を緩消法にて約5分弛緩した結果押圧深1cmから押圧深3cmになり痛みは10から0(NRS改変)となった。また、胸腰部屈曲約45°とROMも大きくなり、同部屈曲による痛みも消失した。
　残りの施術時間は再発しないようにさらなる腰部の筋弛緩を目指し腰部側面へ緩消法を約20分実施し押圧深4cmになったところで終了。この方は遠方(高知)から来院された方で「来た甲斐があった」と非常に喜んで頂いた。