10ヶ月前から痛み続ける左膝関節痛の改善効果

【現症】安静時痛はなく、歩行時に左膝蓋骨下端部周辺に痛みがあり、段差や動き出しの際は同部位の痛みが強くなるとの事。
【施術と結果】本症例は歩行時の際に左膝蓋骨周辺に痛みを訴えており、痛みの要因を左膝蓋骨周辺の筋緊張と考え、触察にて左膝蓋骨上端部中央から約2㎝近位の大腿直筋と思われる筋の周辺に強い筋緊張を確認し、同部位に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、歩行時の左膝蓋骨下端部周辺の痛みが10から7(NRS改変)に小さくなった。
　再び同部位周辺の筋に緩消法を約3分行い筋弛緩を確認し、その結果、歩行時の左膝蓋骨下端部周辺の痛みが10から5(NRS改変)に小さくなった。本症例の左膝蓋骨下端部周辺の痛みの要因が筋の緊張によるものだと患者さんに理解して頂き、左膝蓋骨周辺の筋緊張の要因が腰部の筋緊張にある事を説明し、触察にて腰部側面に筋緊張を確認し、同部位に約20分緩消法を行い筋弛緩を確認した。その結果、歩行時の左膝蓋骨下端部周辺の痛みが10から4(NRS改変)に小さくなった。
　腰部の筋弛緩が進めば、左膝蓋骨下端部周辺の痛みが消えていく事を説明し施術を終了した。患者さんからダンスが出来るようになるまで良くなりそうで嬉しいと喜びの報告を頂いた。