【患者】50代前半 女性
【主訴】エアロビクスが出来るようになったのだが、左足首から先にしびれが出始め、しびれが気持ち悪い
【既往歴】乳がん(手術歴あり)くも膜下出血、脳梗塞
【現病歴】頚部の不調は25歳の時に、交通事故に遭い頭部打撲し、その後すぐに起きた脳梗塞後から左の視野欠損とともに頚部左回旋が困難だったが、症状が改善した事で大好きだったジム通いを再開することが出来たのだが、1カ月以内に参加したエアロビクス運動をしてから、左足関節から足先にかけて足背全面に痺れが発生している。
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【現症】椅坐位で確認したところ、安静時にも痺れは発生しているとの事。
【施術と結果】本症例は、エアロビクス運動から左足関節から足先にかけて足背全面に痺れを訴えており、左足関節周辺部に強い筋緊張があると考えた。
初めに、左ショパール関節の周辺に強い筋緊張を触察により確認し、同箇所へ緩消法を施術する事とした。緩消法を施術して、約1分で筋弛緩を感じ確認した結果、主観で痺れは2割減少したと報告受けた。本症例の施術は、緩消法技術指導中の事であり、デモンストレーションであった事から、本人と他の受講生へ引き継がれ、セミナー終了時には痺れが9割減少したと報告を受けた。
後日、セミナー当日に痺れは再発したが、「施術部位以外に痺れ発症の原因部位は学んだため、再発抑制していきたい。」と前向きな報告を受けた。
【その他】本症例は、症例『脳梗塞や乳がんにより乳房全摘手術の経験がある方が訴える交通事故後からの頚部の痛み改善例』として報告した症例ももった患者であった事を報告する。