1週間ほど前から続く歩行時に足背部の痛みが発症するケースの改善例

【現症】安静時痛はないが、歩行時に右足背部の示趾付け根辺りが痛む。またつま先立ちにおいて同部位に荷重痛がある。
【施術と結果】本症例は歩行時に右足背部の示趾付け根辺りに痛みを訴えており、また同部位につま先立ちでの荷重痛があることから、筋収縮時の痛みであり、これは足背部の足趾伸筋群の筋硬結あるいは腱と筋膜の癒着があるのではないかと考えた。
　よって右足背部周囲を触察すると示趾付け根より約3cm近位の部位に示趾伸筋腱と筋膜の癒着(約0.3mm幅)と思われるものを確認できた。よって同部位に緩消法を約10秒施術すると癒着の剥離が確認できた。
　結果、つま先立ちの際の荷重痛、及び歩行時の痛みは消失したとの報告を受けた。次に腰部の筋緊張が癒着発生の要因であるとも考えられるため、再発防止のために腰部側面に緩消法を20分施術し、第3腰椎高位の部位が押圧深約1.5㎝から押圧深約4㎝になった時点で終了。ご本人は約10秒という短時間で痛みが無くなったことを目の当たりにし、びっくりされた様子でした。