1年前から続くゴルフをやる度に腓腹筋痙攣を起こす例の改善例

【現症】左右下腿に安静時痛、荷重痛、運動痛はないが、右下腿屈筋側（以下、ふくらはぎ）に主観で常に倦怠感がある。
【施術と結果】本症例はゴルフ時、コースを回る度に腓腹筋周辺に急激な収縮の持続と、激しい痛みが伴うというこむら返りを訴えており、また常に、右ふくらはぎに倦怠感があることから右腓腹筋の筋緊張による血行不良が一つの要因ではないかと考えた。
　よって右腓腹筋周辺を触察すると広範囲にかなりの筋緊張が触知できたため、同筋の広範囲に緩消法を5分実施し、筋弛緩を確認した。結果、ふくらはぎの主観での倦怠感が消失したとの報告をいただいた。さらにこむら返りの要因として腰部側面の筋緊張が考えられるため、第4腰椎高位の腰部側面へ緩消法を20分行い筋弛緩が確認でき押圧深3cmとなったところでこの日は終了。
　さらに3日後にゴルフに行く予定もあるのでさらなる腰の筋弛緩を希望され、翌日も来院された。したがってこの日も引き続き腰部側面へ緩消法を30分行いさらなる筋弛緩を確認でき、結果押圧深5cmとなって終了した。
　4日後、おかげさまでコースを回ってもこむら返りが起きなかったと喜びのご連絡をいただけた。