約5ヶ月前から出現してから悪化し続けた右上肢の痛みと痺れの改善効果

【現症】右上肢全体に痛みと痺れがあり、右母指、右示指、右中指は痺れのみある。頸部や肩関節の動きによって増強することはなく常時同じ痛みと痺れがある。
【施術と結果】本症例は右上肢に痛みと痺れ、右母指、右示指、右中指に痺れを訴えており、痛みと痺れの要因を筋の緊張による血行不良と考え、触察にて右大円筋と思われる筋周辺と右胸鎖乳突筋と思われる筋周辺と右大胸筋と思われる筋周辺に筋緊張を確認し、初めに右大円筋と思われる筋周辺に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、右上肢の痛みが１０から８（NRS改変）に小さくなった。痺れは変化なし。
　次に右胸鎖乳突筋と思われる筋周辺に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認し、その結果、右上肢の痛みが１０から５（NRS改変）に小さくなり、右上肢、右母指、右示指、右中指の痺れも主観で30％減との報告を受けた。次に右大胸筋と思われる筋周辺に緩消法約2分行い筋弛緩を確認し、その結果、右上肢の痛みが１０から３（NRS改変）に小さくなり、右上肢、右母指、右示指、右中指の痺れも主観で50％減との報告を受けた。
　次に頸部、肩関節周辺の筋緊張の要因を腰部の筋緊張と考え、腰部側面から第二腰椎高位腰部正中から約10ｃｍまでを約15分緩消法行い筋弛緩を確認した。その結果、右上肢の痛みが１０から０（NRS改変）に消失し、痺れも右母指、右示指、右中指の指先のみになりその他の痺れは消失したと報告を受けた。自宅から当院まで約90分かかるが来てよかったと喜びの報告を頂いた。