半年前から続く右前脛部痺れの改善例

【現症】安静時においても右前脛部に痺れがある。
【施術と結果】本症例は常時右前脛部に痺れを訴えており、間欠跛行による右下肢の痛みがあることから、痺れの要因は右下肢の動脈の血行不良であると推察した。
　よって右鼠径部の外腸骨動脈と思われる周辺の筋緊張による圧迫による血行不良と判断し、同部位を触察すると右鼠径靭帯中央部内側遠位約5mm周辺に筋緊張を確認できた。よって同部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、右前脛部の痺れが主観で7割減との報告を受けた。
　さらに第4腰椎（以下、L4）の高位に対する腰部の筋緊張が考えられるためL4の高位に対する腰部側面の筋緊張部位に緩消法を約20分施術。結果、腰部側面L4の高位の押圧深約3㎝から押圧深約5cmとなった。その結果、右前脛部の痺れが主観で9割減との報告を受けた。