【患者】40代前半 男性
【主訴】右手首を手の甲側に曲げづらい。
【既往歴】-
【現病歴】約3年前より右手関節伸展時に右前腕屈側遠位部に引張感がある。
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【現症】右手関節伸展時に右橈骨手根屈筋と思われる部位に筋緊張を確認。右手関節可動域(以下、ROM)は自動で伸展約45
°で右前腕屈側遠位部に引張感を訴えた。
【施術と結果】本症例は右手関節伸展時に右前腕屈側遠位部の引張感を訴えており、引張感の要因として右橈骨手根屈筋周辺の筋緊張と考えた。
初めに、引張感を強く訴える橈骨手根屈筋と思われる部位の手首皮線より約5cm近位の筋緊張を緩消法にて約15秒施術し筋弛緩を確認。結果、右前腕屈側遠位部の引張感が主観により3割減と報告を受けた。
次に、右橈骨手根屈筋と思われる部位の筋腹の筋緊張を緩消法にて約15秒施術し筋弛緩を確認。結果、主観により右前腕屈側遠位部の引張感が8割減と報告を受け、右手ROMは自動で伸展約70°と大きくなった。