20年前からの左脚の痺れに関する改善効果

【現症】安静時痛はあるものの、可動域制限なし。歩行時左下肢に痺れ、引張感が発生し歩行困難になる。5分程の安静で再歩行可能になるが歩行を開始後すぐに左下肢の痺れ、引張感で歩行困難になり、連続して約10分以上の歩行は困難。
【施術と結果】本症例は大腿筋群の緊張による下肢への血流不足が要因と考え、左脚大腿筋群を触察した所、鼡径部周辺の筋緊張を確認した。まず左側鼡径部周辺に緩消法を約2分行い、筋弛緩したことを確認した。また、左腰部の側面の腸骨稜周辺の筋緊張を触察にて確認したため、約2分緩消法を行い、筋弛緩を確認した。その結果、安静時痛10から5（NRS改変）となった。
　鼡径部周辺の筋緊張の要因は腰部の筋緊張にあると考え、腰部側面に緩消法を約15分行なった。その結果、押圧深が約1.5㎝から約3.5㎝となり、自覚で脚が軽くなり、歩行が楽になった。