1週間前からう蝕でもないのに痛む歯痛の改善例

【現症】疼痛箇所の下顎周辺を目視、触察し、腫脹、熱感の有無を確認したが、腫脹、熱感はないと判断した。また、歯科医師の診察の結果は病的な原因でなかった事も踏まえて、本症例の歯痛は血行不良と考え、疼痛を訴えている部位の真下にあたる下顎骨内縁の筋緊張部位を確認した。
また、その原因部位の近位にあたる頸動脈周辺の筋緊張も確認した。
疼痛に関しては安静時にもあり、咬合時は特に発現する。
【検査所見】－
【施術と結果】先ず、疼痛部位の真下にあたる下顎骨内縁の触察により確認した筋緊張部位に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。
結果、安静時における疼痛が10から5(NRS改変)に減少した。
　また、咬合時も疼痛が10から5(NRS改変)に減少した。
　次に疼痛原因部位だと考えた下顎骨内縁の近位である頸動脈周辺の筋緊張部位に緩消法を1分行い、筋弛緩を確認した。結果、安静時及び咬合時共に疼痛が10から0(NRS改変)に消失した。