【患者】20代前半、女性
【主訴】4ヶ月前に内職を始めてから腰の後ろが痛くなってきた。
【既往歴】一
【現病歴】約4ヶ月前から始めた、長時間座位での内職作業により腰痛を発症。約1ヶ月前から痛みが増悪したため当院へ来院。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】20代前半、女性
【主訴】4ヶ月前に内職を始めてから腰の後ろが痛くなってきた。
【既往歴】一
【現病歴】約4ヶ月前から始めた、長時間座位での内職作業により腰痛を発症。約1ヶ月前から痛みが増悪したため当院へ来院。
続きを読む【現症】第4腰椎(以下、L4)棘突起より左外方へ約4cmの脊柱起立筋周辺に安静時痛が出現。日常生活における胸腰部可動域制限は確認出来ない。
【施術と結果】本症例は、約1ヶ月前の仕事により腰痛を訴えているが、触察により腫脹や熱感が確認できないことから、腰部の筋緊張による血行不良が痛みの要因であろうと考えた。
はじめに、触察により痛みを訴えるL4棘突起から左外方へ約4cm周辺に筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、脊柱起立筋周辺の痛みが10から7(NRS改変)と小さくなった。変化が確認できたため、更に同部位周辺に緩消法を約5分行い、筋弛緩を確認した。その結果、脊柱起立筋周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
脊柱起立筋周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因であろうと考えたため、再発予防を目的として腰部側面の筋緊張部位に施術を移行した。同部位周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約25分行い、筋弛緩を確認し、施術を終了した。
「腰の痛みがなくなっただけでなく、不思議なくらい腰全体が軽くなった。」と喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。