【患者】10代後半 女性
【主訴】半年くらい前から匂いがわからない。
【既往歴】-
【現病歴】約1年前に匂いがわかり辛いことに気付いたが、時に寛解するため気にしていなかった。しかし、徐々に匂いがわからない期間が長くなり、約6か月前からは全くわからなくなった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】10代後半 女性
【主訴】半年くらい前から匂いがわからない。
【既往歴】-
【現病歴】約1年前に匂いがわかり辛いことに気付いたが、時に寛解するため気にしていなかった。しかし、徐々に匂いがわからない期間が長くなり、約6か月前からは全くわからなくなった。
続きを読む【施術内容・結果】本症例は、特に誘因なく発症した嗅覚障害であるが、鼻閉の症状も併発しているため、前頚部の筋緊張による血行不良が鼻閉と嗅覚障害の要因の一つであると考えた。
まず、両外頚動脈周辺を触察し筋緊張が確認できたため、緩消法にて左右それぞれ約2分弛緩したところ、主観により、鼻閉の症状がなくなり、タバスコの匂いをわずかに感じるとの報告を受けた。
症状に変化が確認できたため、引き続き同部位を左右それぞれ緩消法にて約2分ずつ弛緩したところ、主観にてタバスコの匂いは強く感じるようになり、オレンジのアロマオイル、コーヒーの匂いも感じるようになった。と報告を受けた。
前頚部の筋緊張は腰部側面の筋緊張により誘発されると考え、腰部側面へと施術を移行した。
腰部側面を触察し筋緊張を確認。緩消法にて約15分弛緩したところ、主観にて醤油の匂いもわずかに感じるようになり、嗅覚障害の症状が7割減との報告を受けた。
「変な病気なのかと思って怖かった。よくなってよかった。」と、安どの表情で帰路につかれた。