台所作業で発現する左膝関節痛の改善例

【現症】安静時の痛みはなく、約10分立位でいると、左膝関節外果周辺に痛みが発現する。日常生活における可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例の左膝関節外果周辺部の痛みの要因は、左膝関節外果周辺部を触察すると熱感腫脹はなく、約10年前から継続する痛みであることから、左膝関節外果周辺と大腿部の筋緊張であると推察し触察すると、左膝関節外果周辺部と、大腿部に幅約2cmで長さ約10cmの筋緊張を確認し、筋緊張部に緩消法を約10分行い筋弛緩を確認した。
　 その後左膝関節外果周辺部の痛みの根本要因は腰部側面の筋緊張であると考え、腰部側面から約15分緩消法を行い筋弛緩を確認した。痛みは立位約10分で発症するためこの場での確認は行わなかったが、当日夜、台所作業時には痛みはなく、足も軽く楽だったと報告があった。