【患者】20代後半 女性
【主訴】自転車を10分間くらい急いで漕いでたら、自転車を降りた時に左脚が攣りそうな感じがして歩くのが怖い。
【既往歴】-
【現病歴】今朝、通勤時の自転車降車後から左脚に引張感が出現する。
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【現症】左大腿部後面に引張感が常時出現する。日常生活における関節可動域制限は確認出来ない。安静時痛もない。
【施術内容・結果】本症例は、左大腿部に引張感を訴えており、目視及び触察により腫脹や熱感が確認できない事から、腰部の筋緊張による血行不良が大腿部の痛みの要因と考えた。
まず、左大腿部の引張感の位置を確認し、同部位から直上の位置である左腸骨稜周辺を触察したところ筋緊張を確認した。同部位周辺に緩消法を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左大腿部の引張感が主観により5割減少したとの報告を受けた。変化が確認できた為、同部位周辺の筋緊張部に緩消法を約30秒施術し、筋弛緩を確認した。その結果、左大腿部の引張感が主観により消失したとの報告を受けた。
残りの時間は再発防止の為、腸骨稜周辺の筋緊張を誘発すると考えられる腰部側面への施術に移った。触察にて腰部側面に筋緊張を確認した。緩消法にて約25分施術し、筋弛緩を確認した。腰部側面の押圧深は約3cmから4.5cmとなり施術を終了した。「あっという間に痛みが消えて不思議。」と驚いた様子だった。