【患者】20代後半 女性
【主訴】歩く、立ち上がる、かがむ時などに腰が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】昨日突然後ろから腕を引っ張られた後で急性腰痛になった。過去に腰痛歴は無く、生まれて初めて腰痛を発症した。
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【現症】疼痛箇所に腫脹や熱感、内出血は確認できない。腰部全体に筋緊張が確認できる。安静時痛はなく、運動痛のみである。胸腰部屈曲・回旋動作、座位からの起立動作時に第2腰椎周辺部から仙骨付近にかけて疼痛が発現。
【施術と結果】本症例は疼痛箇所に腫脹や熱感、内出血は確認できず、安静時痛は無く動作時に疼痛が発現する上に、腰部全体に筋緊張が確認できたため、腰部の筋緊張による血行不良が要因であると考えた。
疼痛を訴える箇所は第2・第3腰椎付近であり、軽い押圧にて圧痛を感じることから、本症例は腰部表面付近の筋緊張によるものだと判断した。緩消法で第3腰椎高位を腰部側面から正中に向かって緩消法を行い、まずは約2分施術をして筋弛緩を確認した結果、座位からの起立動作での痛みが10から8(NRS改変)と減少した。更に同部位に緩消法を約25分行い筋弛緩を確認した。結果、座位からの起立動作での痛みは10から5(NRS改変)になった。
経験したことの無い痛みに不安な様子だったが、1回の施術で痛みが半減したことにお喜びいただいた。