30年前から消長を繰り返す右肩上部の痛みの改善例

【現症】常に右僧帽筋上部線維周辺に痛みがありひどい時は嘔吐することもある。
【施術と結果】本症例は右僧帽筋上部線維周辺の痛みを訴えており、痛みの要因は右僧帽筋上部線維周辺の筋緊張であると考え、右僧帽筋上部線維周辺の疼痛部位に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。結果、右僧帽筋上部線維周辺の痛みは10から8（NRS改変）となった。
　 引き続き同部位に約2分施術を行ったが、痛みの変化がなかった為、右僧帽筋上部線維周辺の筋緊張の要因を右腰部の筋緊張と考え、触察にて第2腰椎棘突起から右外側に約5cm周辺に約2分緩消法を行い筋弛緩を確認した。結果、右僧帽筋上部線維周辺の痛みが10から7（NRS改変）となった。続けて約5分施術した結果、右僧帽筋上部線維周辺の痛みが10から5（NRS改変）となった。
　 同部位の施術を約2分継続し、筋弛緩を確認したが、変化がみられなかった為右僧帽筋上部線維周辺の痛みが腰部側面の筋緊張が要因だと考え、腰部右側面に緩消法を約20分行い、押圧深約1cmから約2.5cmと筋弛緩を確認した。結果、右僧帽筋上部線維周辺の痛みが10から2（NRS改変）となった。主観で右肩の錘がなくなって、体全体が軽く感じると喜ばれた。