【患者】60代前半女性
【主訴】左を向くと首が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】約3ヶ月前から、頚部左回旋時に頚部左側が痛む。
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【現症】安静時痛なく、頚部自動関節可動域(以下、ROM)左回旋約35°にて疼痛発生。
【施術と結果】本症例は誘因なく発生し頚部左回旋痛がある為、頚部左側周辺部の筋緊張による血行不良が痛みの要因の1つであり、上半身の筋緊張による血行不良の原因として腰部の筋緊張であると考えた。
まず、頚部左側に緩消法を約15秒行い筋弛緩を確認した。痛みが10から5(NRS改変)に小さくなった。効果があった為、続けて約30秒緩消法を行い筋弛緩を確認した。痛みが10から0(NRS改変)に消失した。頚部自動関節ROM左回旋約50°に大きくなった。短時間で痛みが消えた事に驚かれた。
再発予防として、初めに考えた腰部の筋緊張に対し緩消法を約10分行い、体表より押圧深は施術前約0cmから約2cmまで弛緩した。続けて腰部筋を弛緩するようお話をした。