20年以上前から続く顎関節痛の改善例

【現症】開口時に右顎関節に痛みが発現する。安静時痛は無い。
【施術と結果】本症例は20年以上前から続く右顎関節の開口時の痛みであり、上半身の全体的な痛みから派生するように起きたことから頚部周辺及び顎関節周辺の筋緊張による血行不良が要因であると考えた。
　 触察にて腰部全体に強い筋緊張が確認できたので、先ずは腰部を緩消法で弛緩させていくことにした。最初に約10分かけて腰部側面から正中方向に向かって緊張を弛緩させていくと、次第に顎関節の痛みが軽減してきたと本人から伝えられた。
　 まだ大きく開口すると痛みがあったので引き続き腰部側面を緩消法で弛緩させていき、合計で約20分腰部を施術した結果、顎関節周辺の開口時の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。