サッカー練習中に発症した頚部伸展時痛が約3分の施術で改善した例
【患者】7歳 女児
【主訴】首を後ろに倒すと付け根が痛い。
【既往歴】―
【現病歴】サッカー練習の開始時にヘディングをした。練習後半頃、頚部伸展動作で左後頚部から左肩上部付近に限局した痛みが発症し、翌日に当院へ来院。
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【現症】頚部伸展動作時に第7頚椎(以下、C7)棘突起から左外側約4cmの部位に限局した痛みが発症。頚部に日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、前日のサッカー練習中に頚部伸展動作で左後頚部から左肩上部付近に限局した痛みが発症し、目視及び触察にて痛みを訴える部位の皮下出血や腫脹及び熱感が感じられないことから、左後頚部から左肩上部付近の筋緊張が痛みの要因と考えた。
はじめに、頚部伸展動作時にC7棘突起から左外側約4cmの部位に限局した痛みを訴えたため触察したところ、約10mm大の筋硬結の様なしこりを確認したため、緩消法を約2分施術した。結果、筋硬結の様なしこりは約5mm大に減少したが、頚部伸展動作での痛みに変化はなかった。筋硬結の様なしこりが残存していたため、同部位に約1分施術し、筋硬結の様なしこりは約1mm大に減少した。結果、頚部伸展動作での痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
あっという間に痛みが消失し、また楽しくサッカーが出来ると喜んで頂けた。