20年来の腰痛、4回のぎっくり腰4回目から40日目で跛行状態の改善例

【患者】50代前半 男性
【主訴】20年来の腰痛で4回目のぎっくり腰を起こして40日目、腰が痛くて、右足を引きずるような状態でしか歩けない。
【既往歴】頚椎ヘルニア
【現病歴】40日前に起きた急性腰痛症発症以降、ストレッチ等を試すが、症状が悪化した。
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【現症】安静時痛はないが、動作時には腰部中心部起立筋付近に痛みがあり。特に椅坐位からの起立動作重心前方移動期で痛みが強くなるため(膝屈伸動作は怖くてできない)、2度3度の動き直しが必要。歩行時には跛行のような症状がみられる。
【施術と結果】本症例では、起立筋群と思われる部位での痛みを訴えているため、腰部側面の筋弛緩が有効と推察。右腰部側面に緩消法を約3分間施術で10から8(NRS改変)へと小さくなった。
 続けて約3分間同部位付近を施術すると開始時の10から2(NRS改変)へと小さくなった。その後、第3腰椎高位の起立筋付近へ緩消法を実施、約4分間の施術で開始時の10から0(NRS改変)へと小さくなった。開始時と比較して押圧深は約1cmから約3.5cmと約2.5cm大きくなった。
 結果、安静時・椅坐位からの起立動作・膝屈伸運動時・歩行時の痛みは10から0(NRS改変)となり、跛行のような症状は消失した。腰部中心起立筋群と思われる部位の痛みには、腰部側面の緩消法も有効であると考えられる結果となった。/read]

By jhocr