介護の仕事に支障が出る程の手関節の痛みの改善例

【現症】
安静時痛はほとんどなし。自動で関節可動域（以下ROM）左右手関節屈曲約20°から痛みを感じ、力を入れにくい。
【施術と結果】本症例は左右前腕筋肉群に筋緊張がある事が要因と考え、触察にて左右共に前腕橈側筋肉群に筋緊張がある事を確認した。
　前腕橈側筋肉群の緊張している筋肉に緩消法を左右にそれぞれ約3分ずつ行い筋弛緩を確認した。
　また、触察にて左右両側の前腕尺側筋肉群にも筋緊張が確認できたので、左右両側の前腕尺側筋肉群にそれぞれ約3分ずつ緩消法を行ない筋弛緩を確認した。その結果、自動でROM左右手関節屈曲約70°となり、左右手関節屈曲時の痛みは10から2（NRS改変）と小さくなり、軽くなったとのこと。
　左右前腕筋肉群の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、腰部側面に約10分緩消法を行なった。その結果、押圧深は約3.5㎝から約4.5㎝と筋弛緩を確認した。