【患者】60代前半 男性
【主訴】約3年前に急に体を伸ばしづらくなって、徐々に長く歩けなくなった。10mくらい歩くと両足が突っ張って休みたくなる。
【現病歴】約3年前に腰背部引張感を発症し、近医整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断された。その後、徐々に歩行可能な距離が減少している。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 男性
【主訴】約3年前に急に体を伸ばしづらくなって、徐々に長く歩けなくなった。10mくらい歩くと両足が突っ張って休みたくなる。
【現病歴】約3年前に腰背部引張感を発症し、近医整形外科で腰部脊柱管狭窄症と診断された。その後、徐々に歩行可能な距離が減少している。
続きを読む【現症】胸腰部自動伸展動作または10mほどの歩行で腰背部に引張感あり。
【施術と結果】本症例は、約3年前に腰背部の引張感を発症しており、その要因は腰部の筋緊張と考えて触察したところ、腰部両側全体の広範囲に筋緊張が確認できた。
はじめに、もっとも影響が強いと思われる腰部両側面の筋緊張部位に約5分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、胸腰部自動伸展時の腰背部の引張感は10から6(NRS改変)となった。引き続き、同部位周辺に約20分施術し筋弛緩を確認した。その結果、胸腰部自動伸展時の腰背部の引張感は10から2(NRS改変)となった。
後日、歩ける距離がずいぶん伸びたと喜んでいた。