【患者】40代後半、男性
【既往歴】-
【主訴】2か月前に長距離歩くことがあった。普段は全く使わないのにリュックを使ったところ、慣れないからか首が痛くなった。それから痛みが引かない。
【現病歴】約2か月前、長距離歩行の際に、普段は使用しないリュックを背負って歩いたところ、後頚部に痛みが発生し、以後痛みが引かない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代後半、男性
【既往歴】-
【主訴】2か月前に長距離歩くことがあった。普段は全く使わないのにリュックを使ったところ、慣れないからか首が痛くなった。それから痛みが引かない。
【現病歴】約2か月前、長距離歩行の際に、普段は使用しないリュックを背負って歩いたところ、後頚部に痛みが発生し、以後痛みが引かない。
続きを読む【現症】安静時も後頚部に痛みがある。日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、約2か月前に、慣れないリュックを使用したことによる後頚部痛を訴えているが、発生より2ヶ月が経過していることと、目視と触察にて腫脹や熱感が確認できなかったことから、後頚部周辺の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える後頚部周辺を触察すると、両頭半棘筋周辺に筋緊張が確認できたため、緩消法にて約1分弛緩したところ、安静時の痛みが10から3(NRS改変)となった。
痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約2分弛緩したところ、安静時の痛みが10から0(NRS改変)となった。
両頭半棘筋周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張により発生すると考えられたため、残りの約25分は腰部側面へと施術を移行した。腰部側面を触察し、筋緊張が確認できたため、緩消法にて弛緩し終了した。
「痛みで気分が悪くなることがあったので、痛みが引いて良かった。」とお喜びの表情であった。