1ヶ月前の積荷作業動作中に発生した腰痛の改善例

【現症】仕事での積荷作業動作の代替として、当院のベッドを持ち上げる動作（以下、代替積荷動作）を行った際、腰部左側に痛みが出現する。日常生活における胸腰部関節可動域に制限は確認出来なかった。

【施術と結果】本症例は、腰部左側に痛みを訴えており、目視・触察にて腫脹や熱感が確認出来ない事から、 痛みの要因は痛みを訴えている部位周辺の筋緊張と考えた。

　初めに、痛みを訴える腰部左側を触察したところ、第3腰椎（以下、L3）棘突起から左外方4横指周辺に筋緊張を確認し、緩消法を約3分施術し筋弛緩を確認した。結果、代替積荷動作時の腰部左側の痛みは10から8（NRS改変）と小さくなった。

　次に、L3棘突起から左外方4横指周辺の筋緊張は腰部側面の筋緊張が要因と考え、触察にて腰部側面の筋緊張を確認し、緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した。結果、代替積荷動作時の腰部左側の痛みは10から0（NRS改変）と消失した。

　代替積荷動作を繰り返しながら「こんなので痛みがないって不思議。」と笑顔で喜びの報告を受けた。