【患者】50代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】1年前から鼡径部が痛くて長時間座っていられない。
【現病歴】約1年前に、特に誘因なく左鼡径部痛が発生し、悪化傾向にある。長時間の座位で痛みが悪化するため、30分以上座位を続けられない。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半、女性
【既往歴】-
【主訴】1年前から鼡径部が痛くて長時間座っていられない。
【現病歴】約1年前に、特に誘因なく左鼡径部痛が発生し、悪化傾向にある。長時間の座位で痛みが悪化するため、30分以上座位を続けられない。
続きを読む【現症】安静時痛はあるものの、日常生活上の可動域制限は確認できなかった。
【施術と結果】本症例は、左鼡径部痛を訴えているが、発生より約1年が経過していることと、触察にて腫脹や熱感が確認できなかったことから、左鼡径部の筋緊張が痛みの一つの要因であると考えた。
まず、痛みを訴える左鼡径部中央付近を触察し、筋緊張を確認したため、緩消法にて約2分弛緩したところ、左鼡径部の痛みが10から0(NRS改変)となった。
痛みは消失したが、左鼡径部の筋緊張は、腰部側面の筋緊張により引き起こされると考えられたため、再発防止を目的とし、腰部側面の筋緊張を弛緩し、終了した。
「30分近く座っていても痛みが出なくて驚いた。これで集中して仕事ができます。」と笑顔で帰路につかれた。