【患者】9歳 女性
【主訴】右手を真っ直ぐにすると、肘の内側が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】1週間前、友人と叩いたり蹴ったり遊んでいたら、右肘関節外側前面部周辺に痛みが発生する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】9歳 女性
【主訴】右手を真っ直ぐにすると、肘の内側が痛い。
【既往歴】ー
【現病歴】1週間前、友人と叩いたり蹴ったり遊んでいたら、右肘関節外側前面部周辺に痛みが発生する。
続きを読む【現症】右肘関節伸展で右肘関節外側前面部周辺に痛みが発生。日常生活における右肘関節可動域制限と安静時痛は確認できない。
【施術と結果】本症例は、約1週間前からの右肘関節伸展時痛を訴えているが、目視及び触察による熱感や腫脹は確認できないことから、痛みの要因は右肘関節外側前面部の筋緊張による血行不良であろうと考えた。
はじめに、触察にて痛みを訴える右上腕骨外側上顆周辺に筋緊張を確認し、同部位周辺に緩消法を約2分行い、筋弛緩を確認した。その結果、右肘関節外側前面部周辺の痛みは10から2(NRS改変)と小さくなった。
次に、右肘関節伸展痛を訴える部位が、右上腕骨内側上顆周辺を示したため、触察により同部位周辺に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、右肘関節外側部前面周辺の痛みは10から0(NRS改変)と消失した。
「もう大丈夫。痛くない。」と肘を何度も曲げ伸ばしし、喜んだ様子で笑顔で帰路につかれた。