【患者】50代前半 男性
【主訴】2年前から左膝が痛くなって、1週間前から悪化して曲げると痛い。
【既往歴】-
【現病歴】約2年前から左膝関節周辺に時折痛みが発生。日常生活には支障なく過ごしていたが、約1週間前から症状が悪化し、左膝関節屈曲動作で左膝関節周辺に痛みが生じるようになった。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】50代前半 男性
【主訴】2年前から左膝が痛くなって、1週間前から悪化して曲げると痛い。
【既往歴】-
【現病歴】約2年前から左膝関節周辺に時折痛みが発生。日常生活には支障なく過ごしていたが、約1週間前から症状が悪化し、左膝関節屈曲動作で左膝関節周辺に痛みが生じるようになった。
続きを読む【現症】左膝関節可動域(以下、ROM)は自動で屈曲約100°で痛みが発生し、ROM制限を確認。左膝関節周辺に安静時痛は無し。
【施術と結果】本症例は、誘因無く左膝関節周辺に運動痛とROM制限が生じており、目視と触察により腫脹や熱感が確認できないことから、左膝関節周辺の筋緊張が要因と考えた。
先ず、左膝ROM自動屈曲約100°で最も痛みが生じる部位を示指で示してもらったところ、左膝蓋骨近位部外側周辺を示した為、緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、左膝関節屈曲動作で生じる運動痛は10から8(NRS改変)と小さくなり、左膝ROM自動屈曲は約110°と大きくなった。
次に、左膝ROM自動屈曲約110°で最も痛みが生じる部位を示指で示してもらったところ、左膝関節外側全体と広範囲になった為、痛みを感じる部位から真上の左腸骨稜周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、左膝関節屈曲動作で生じる運動痛は10から6(NRS改変)と小さくなったが、左膝ROM自動屈曲は約110°と変化が無かった。
次に、左膝ROM自動屈曲約110°で最も痛みが生じる部位を示指で示してもらったところ、左前膝部に移動した為、左上前腸骨棘周辺を触察したところ筋緊張を確認し、緩消法を約10分施術し筋弛緩を確認。結果、左膝関節屈曲動作で生じる運動痛は10から4(NRS改変)と小さくなり、左膝ROM自動屈曲は約120°と大きくなった。
施術後は楽に屈めるようになったとお喜びいただいた。