肩こりや頚部痛と同時期に発症した花粉症の症状の改善例
【患者】30代後半 女性
【主訴】約1か月前から鼻と眼と喉が辛い。
【既往歴】―
【現病歴】約1か月前の春先から花粉症の症状を訴えており、花粉症の市販薬を服用している。約10年前より肩こりや頚部痛を発症し、同時期に花粉症の症状も発症。
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【現症】左右共に鼻閉感あり。来院時に眼の痒みと喉の痛みは確認出来なかった。
【施術と結果】本症例は、約1か月前から鼻閉感、眼の痒み及び喉の痛みを訴えており、その要因は頚部の筋緊張による血行不良であると考えた。
その中でも現在症状が現れている鼻閉感については外頚動脈周辺の筋緊張による鼻への血行不良が要因であると考え触察したところ、両側の下顎骨下縁周辺に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を左右共に約2分ずつ施術し筋弛緩を確認した結果、鼻閉感が左右共に主観で5割減少したとの報告を受けた。
来院時に眼の痒みと喉の痛みは確認出来なかったが、元々肩こりや頚部痛の症状で来院しており頚部の筋緊張が強かったため、花粉症の症状と関連していることをお伝えし、引き続き頚部周辺の筋緊張部位に緩消法を左右共に約10分ずつ施術し筋弛緩を確認した結果、鼻閉感が左右共に主観で消失したとの報告を受けた。
約10日後に来院され、前回の施術以来、鼻閉感、眼の痒み及び喉の痛みが治まっていると喜びの報告を受けた。