【患者】60代前半 女性
【主訴】今朝から腰が痛くなって前屈みが出来ない。
【既往歴】ー
【現病歴】過去には腰痛歴もあるが最近は腰痛がなかった。ここ数ヶ月前から長時間新幹線やバスに乗る事が頻繁になり、腰部の疲労感は感じていたが、今朝起床後に特に誘因なく急性腰痛が発現し来院された。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】60代前半 女性
【主訴】今朝から腰が痛くなって前屈みが出来ない。
【既往歴】ー
【現病歴】過去には腰痛歴もあるが最近は腰痛がなかった。ここ数ヶ月前から長時間新幹線やバスに乗る事が頻繁になり、腰部の疲労感は感じていたが、今朝起床後に特に誘因なく急性腰痛が発現し来院された。
続きを読む【施術と結果】本症例は当日に発症した急性腰痛であるが、特に誘因なく発症している事と触察により熱感及び腫脹が確認できなかった為、筋緊張による血行不良が要因であろうと考えた。更に胸腰部屈曲痛を訴えている為、腰部側面から前方の腹斜筋辺りの筋緊張が要因として大きいと考察し施術に当たった。
先ず腰部側面(真横)から約4cm位前方までの範囲の腹斜筋辺りを触察すると強い筋緊張が確認できた為、同箇所に緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、胸腰部ROMは自動で屈曲約30°可能になり痛みは10から0(NRS改変)となった。ただし、それ以上の屈曲は痛みが発現する為、引き続き腰部の側面から前方の範囲の筋緊張箇所に緩消法を約20分行い筋弛緩を確認した。その結果、胸腰部ROMは自動で屈曲約70°可能となり痛みも10から0(NRS改変)と消失した。この時点で主観で少しの違和感が残るが痛みは感じなくなったと安堵の表情で報告を受けました。