右前腕の痛みが消失した1例 【患者】60代前半 男性 【主訴】パソコンのマウス操作や手仕事で右前腕が痛くなった。 【現病歴】仕事でパソコン操作や手を使う事が多く、約2年前から長時間マウスを使用した際に、手関節屈曲時に右前腕に痛みが発現した。 続きを読む 【現症】手関節屈曲時に、右前腕伸筋群1/2辺りに痛みが発生した。関節可動域制限は確認できなかった。 【施術と結果】本症例の右前腕の痛みは、手仕事が多く長時間パソコンのマウスを操作した際に発生しており、触察及び目視にて腫脹や熱感を感じられなかった為、右前腕伸筋群周辺の筋緊張が要因の1つであると考えた。 触察にて、右前腕伸筋群1/2辺りの筋緊張部位に緩消法を約1分施術し、筋弛緩を確認した。結果、手関節屈曲時の痛みが10から5(NRS改変)となった。改善がみられた為、同部位周辺をさらに約2分施術し、筋弛緩を確認し、手関節屈曲時の痛みが10から0 (NRS改変)と消失した。