【患者】40代前半男性
【主訴】右腕の後ろ側の付け根が痛い
【既往歴】―
【現病歴】約1か月前から大工仕事で釘打ち機など握力を使う道具を使用すると右後腋窩ヒダ周辺に痛みが出現する。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】40代前半男性
【主訴】右腕の後ろ側の付け根が痛い
【既往歴】―
【現病歴】約1か月前から大工仕事で釘打ち機など握力を使う道具を使用すると右後腋窩ヒダ周辺に痛みが出現する。
続きを読む【施術と結果】本症例は、約1か月前から右後腋窩ヒダ周辺に痛みを訴えており、触察にて痛みを訴える部位の腫脹及び熱感が感じられないことから、痛みが出現する部位の筋緊張による血行不良が痛みの要因と考えた。
はじめに、痛みが出現する部位を触察すると筋緊張が確認できた。筋緊張部位に緩消法を約4分施術し筋弛緩を確認した結果、右肩ROM外転約150°での右後腋窩ヒダ周辺の痛みが10から0(NRS改変)と消失し、外転約180°と大きくなり、日常生活上の右肩ROM制限は確認できなくなった。右手の拳を左手掌で受け止める動作をしたときの右後腋窩ヒダ周辺の痛みも10から0(NRS改変)と消失した。
後日、ROM制限と痛みが改善し、大工仕事の作業スピードが向上したとの報告を受けた。