【現症】強い痛みでない為、生活動作には支障がないが、右肩関節自動関節可動域(以下、ROM)前方挙上約45°以上や水平屈曲、水平伸展にて右肩甲骨内縁部に疼痛が発生する。
【施術と結果】本症例は何の誘因もなく発生している為、肩甲骨内縁部周辺部筋の筋緊張が痛みの要因の1つと推測し、改善しない原因として腰部筋群の筋緊張であると考えた。
先ず、右肩甲骨内縁部の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。右肩関節の可動域が拡大し痛みは10から8(NRS改変)と小さくなった。効果があった為続けて同患部周辺部の筋緊張に対し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。続けて右肩甲骨内縁周辺部を触察し筋緊張を確認し緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。痛みは10から0(NRS改変)に消失をした。右肩関節自動ROM前方挙上約80°に拡大し、水平屈曲、水平伸展での疼痛は消失した。
次に、再発予防の為腰部筋群の筋緊張を腰部側面より緩消法にて筋弛緩を約1分行い筋弛緩を確認した。
背中の痛みがなくなり、更に体が軽くなったと喜ばれた。