【患者】70代後半 女性
【主訴】首から肩にかけて痛くて、横を向くときに体ごと向かないといけない。
【既往歴】変形性頚椎症（2年前）
【現病歴】約2年前から誘因なく頚部周辺に痛みがあり、近医整形外科で変形性頚椎症と診断され投薬とリハビリを行った。そのほかにも自身で体操や整骨院に通院した。さらに別の整形外科にも通院し、そこでもリハビリを行っている。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】70代後半 女性
【主訴】首から肩にかけて痛くて、横を向くときに体ごと向かないといけない。
【既往歴】変形性頚椎症（2年前）
【現病歴】約2年前から誘因なく頚部周辺に痛みがあり、近医整形外科で変形性頚椎症と診断され投薬とリハビリを行った。そのほかにも自身で体操や整骨院に通院した。さらに別の整形外科にも通院し、そこでもリハビリを行っている。
続きを読む【施術と結果】本症例は、約2年前から頚部痛を訴えており、その要因は頚部周辺の筋緊張と考えて患部周辺を触察したところ、頚部から両側肩甲骨上部周辺かけて広範囲に筋緊張が確認された。
はじめに、最も強い運動痛を訴える第7頚椎（以下、C7）棘突起から約4cm右の筋緊張部位に約1分施術し、筋弛緩を確認した。その結果、頚部自動ROM右回旋約10°における運動痛は10から8（NRS改変）となった。引き続き、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、頚部自動ROM右回旋約10°における運動痛は10から4（NRS改変）となり、頚部自動ROM右回旋約30°まで広がった。ここで最も強い痛みの場所がC5棘突起から右に約2cmの部位となったので、同部位周辺に約5分施術し筋弛緩を確認した。その結果、頚部自動ROM右回旋約10°における運動痛は10から0（NRS改変）と消失し、頚部自動ROM右回旋約35°まで広がった。引き続き。同部位周辺に施術し筋弛緩を確認したところ、頚部自動ROM右回旋約45°まで広がった。ほぼ同様に頚部左側も施術し、その結果頚部自動ROM左回旋約25°における運動痛は10から0（NRS改変）と消失し、頚部自動ROM左回旋約45°まで広がった。
これまでずっとつらかったのがとても軽く、と喜ばれていた。
