【患者】30代後半 女性
【主訴】両手が冷えている。
【既往歴】―
【現病歴】約7年前の出産後から両手指の冷えが顕著になり、疲労感や倦怠感を伴う。
続きを読む緩消法研究会では、緩消法施術による症例報告を掲載しています。
【患者】30代後半 女性
【主訴】両手が冷えている。
【既往歴】―
【現病歴】約7年前の出産後から両手指の冷えが顕著になり、疲労感や倦怠感を伴う。
続きを読む【施術と結果】本症例は、両手指の冷えを訴えていることから、鎖骨下動脈の圧迫による血行不良が要因と考えた。
はじめに、両鎖骨上窩を触察したところ、鎖骨下動脈と思われる拍動部位周辺に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法をそれぞれ約2分施術し筋弛緩を確認した結果、主観により「血が流れた感じがする」との報告を受けた。次に、両手指の冷えの要因および再発抑制のためには、腰部の筋緊張を弛緩する必要があることを説明し触察したところ、第2腰椎(以下、L2)高位の両側腹部に筋緊張を確認した。筋緊張部位に緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認した結果、両手指の冷えが主観で8割減少したとの報告を受けた。
出産後から両手指の冷えの他、肩こりや頭痛も発生しているとのことから、肩こりも楽になったとの報告を受けた。