【患者】60代前半女性 【主訴】食器棚のお皿を取る時に肩が痛くて挙がらない。 【既往歴】- 【現病歴】約6ヶ月前より右肩が痛み始め、前方挙上すると肩が痛む。 続きを読む 【現症】右肩自動関節可動域(以下、ROM)前方挙上約90°にて痛み発生し、痛みを伴うが約135°まで可能。 【施術と結果】本症例は外傷でない為、肩関節周辺部の筋緊張が痛みの要因の1つであり、腰部筋群の緊張が原因であると考えた。 先ず、肩関節周辺部の腋窩前方の筋群と、腋窩後方の筋群の筋緊張に対し緩消法を約30秒づつ行い筋弛緩を確認した。痛みは10から5(NRS改変)と小さくなった。 続けて緩消法を約2分づつ行い筋弛緩を確認した。痛みは10から2(NRS改変)と小さくなった。右肩自動ROM前方挙上約135°に拡大した。 次に、最初に考えた腰部惻部の筋群に緩消法を約20分行い筋弛緩を確認し、腰部側面の体表より押圧深は約3cmに弛緩した。痛みは10から0(NRS改変)に消失した。右肩自動ROM前方挙上約150°に拡大した。 楽に腕が挙がるとお喜び頂いた。 投稿ナビゲーション 約20年来の腰部背屈痛の改善例1週間前に発生した左膝関節痛の改善例