約10年以上続く首凝りの改善例 【患者】60代前半、男性 【主訴】首凝りが酷くていつも苦しい 【既往歴】ー 【現病歴】約10年以上前に交通事故でむち打ちになり、それから首凝りで悩み続けてきた。最近は片頭痛にも悩まされるようになった。 続きを読む 【現症】可動域は特に問題はなく、動作痛は特に無い。安静時や睡眠時に倦怠感や引重感を常に感じている。週に1〜2日は偏頭痛が発生する。 【施術と結果】本症例は約10年前の交通事故によるむち打ちから慢性化した頚部の痛みであり、偏頭痛も含め、頚部周辺の筋緊張が要因であると考えた。触察により頚部全体に強い筋緊張を確認した。 先ずは緩消法で約5分かけて第3〜5頸椎高位棘突起付近に確認できた筋硬結を弛緩させたところ、頚部の痛みが10から6(NRS改変)と軽減した。続いて両側の第3〜5頸椎高位横突起周辺の筋緊張を約15分かけて弛緩を確認したところ頚部の痛みが10から3(NRS改変)と軽減した。 10年以上苦しみ続けて、様々な治療院に通ったがここまで良くなったのは初めてと喜んでいた様子だった。