嚥下時の喉の違和感が改善した一例 【患者】80代後半 女性 【主訴】約1ヵ月前に発熱し咳が出て、飲み物や食べ物が飲み込みにくく喉がつまった感じがする。 【既往歴】肺炎 【現病歴】約1ヵ月前に風邪をひき咳が出てから嚥下時に違和感が出現。 続きを読む 【現症】嚥下時の喉に違和感がある。 【施術と結果】本症例は嚥下時に喉に違和感を訴えており、咳による頚部の筋緊張が要因であると考えた。 はじめに頚部を触察すると、第4頸椎から第5頸椎高位左右胸鎖乳突筋内側周辺に筋緊張を確認し、緩消法にて左右約1分ずつ施術し、筋弛緩を確認した。結果、嚥下時の喉の違和感が主観で約3割減少したと報告を受けた。 改善が見られたため、引き続き同部位周辺を約2分ずつ施術し、筋弛緩を確認した。結果、嚥下時の喉の違和感が主観で消失したと報告を受けた。 後日食事をしても飲み込みやすく、水分もむせなくなったと報告を受けた。