慢性的な腰痛が僅か5分で改善した一例

【現症】胸腰部屈曲約3 0°で第3、第4腰椎棘突起より左右約10cm
の脊椎起立筋周辺に痛みが発現する。
【施術と結果】本症例の腰部痛の要因は慢性的であるため、腰部の筋緊張による血行不良であると考えた。
　痛いところを手で示して頂くと、第3、第4腰椎棘突起より左右約10cmの脊椎起立筋周辺を示された為、同部を触察し、筋緊張を確認した。約5分施術し筋弛緩を確認し、胸腰部屈曲約30°での痛みは10から0(NRS改変)と解消した。胸腰部屈曲可動域が約40°と大きくなった。
　痛みは解消したが、腰部の筋緊張は残存していた為、腰部の痛みの再発防止に腰部側面から正中に向い約25分施術を行い、筋弛緩を確認した。腰部側面からの押圧深は約1cmから約2cmとなった。
　腰部の筋緊張は残存している為、痛みが発現しないよう、今後も筋弛緩を続ける意向となった。