【患者】80代前半 女性
【主訴】肩が凝っていつも辛い
【既往歴】ー
【現病歴】50年以上前から肩凝りが日常的にあり、マッサージなどを受けていたが、コロナ禍で行かなくなった。知人の紹介で来院された。
続きを読む
【現症】肩凝りは日常的にあり、寝ていると肩甲骨周辺も痛くなる。昨夜から痛みが強くなっている。
【施術と結果】本症例は、日常的な肩の痛みを訴えており、目視・触察にて熱感や腫脹は確認できなかったことから、痛みの要因は筋緊張による血行不良と推測した。痛みを訴える部位を触察し、肩部から背部に筋緊張を確認した。
先ず、肩部に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認した結果、肩部の痛みは10から8(NRS改変)となり、変化を確認できたが、肩部、背部の筋緊張は腰部の筋緊張が要因であると考えた。施術部位を腰部に変更するため、腰部側面を触察すると体表より押圧深約1cmに筋緊張を確認した。約10分押圧深約4cmになるまで筋弛緩を行った結果肩部から背部の全体の痛みは10から5(NRS改変)となった。残りの時間は痛みを訴える部位に順次、緩消法を施し筋弛緩を行った結果、全体の痛みは10から0(NRS改変)となった。終了後、肩に痛みを感じないことに大変喜ばれてお帰りになられました。