腰椎圧迫骨折後に発現した右大腿部の痺れが約20秒で消えた改善例

【現症】右大腿部に痺れ以外の症状である痛みや感覚鈍麻、筋力低下等の症状は確認できない。痺れはご本人の主観で右大腿部の表層であり、痺れの範囲は大腿部前面の外側広筋辺りに限局される。
【施術と結果】本症例は右大腿部前面の外側広筋辺りに痺れのみを訴えており、その他の症状が確認できなかった為、右腸骨稜周辺の筋の癒着の様な状態が要因なのではと考察した。
　 右腸骨稜周辺を触察すると右上前腸骨棘から近位約3cmの箇所に筋緊張を確認した。同箇所に緩消法を行うと明らかに筋の伸縮が円滑に行われていない癒着の様な状態が感じられた。約20秒緩消法を行った結果、筋の伸縮がスムーズになったと確認できた為、ご本人に確認すると大腿部前面の外側広筋辺りの痺れが消えたと報告を受けた。
　 一瞬の出来事で大変驚かれ、同時に足が凄く暖かく感じると報告を受けた。その後の時間は腰痛やその他の症状もある為、腰部の施術を行い終了した。