ゴルフラウンド時に発生した右膝痛の改善例

【現症】安静時痛及び右膝関節可動域の制限は見受けられず、歩行動作開始時に右膝蓋骨上極から内側約4cmに痛みが発生。
【施術内容・結果】本症例は、1か月程前のゴルフラウンド中に痛みが発生しているが、触察したところ熱感も無く、目視しても組織損傷が確認できない事から、歩行開始時の痛みの要因は右膝蓋骨付近の筋緊張と腰部が起始部、膝関節周辺が停止部になる筋に要因があると考えた。
　 はじめに疼痛部である右膝蓋骨付近を触察すると、右膝蓋上極から内側約4㎝から中央から約6cmに筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約1分施術し筋弛緩を確認。結果、歩行動作開始時の痛みが10から5(NRS改変)になった為、引き続き同部位を約2分施術し筋弛緩を確認した結果、歩行動作開始時の痛みが10から2(NRS改変)となった。
　 歩行動作開始時の痛みは減少したが、触察にて確認した右膝蓋骨内側付近の強い筋緊張部の弛緩ができた為、考察した縫工筋起始部周辺を触察すると、右側上前腸骨棘より約3cm遠位に筋緊張を確認した為、筋緊張部位に緩消法を約5分施術。筋弛緩を確認した結果、痛みが10から1(NRS改変)となった為、引き続き同部位を約5分施術。筋弛緩を確認した結果、歩行動作開始時の痛みが10から0(NRS改変)と消失した。
　 施術後痛みが消えた事に驚き、後日状態を確認したところ、膝に痛みが無く、ゴルフラウンドすることができたとの喜びの報告を受けた。