20年前から1年中感じている左手の冷えが5分で消失した一例
【患者】80代後半 女性
【主訴】左手だけ冷たくて家でも手袋をしている。
【既往歴】肺炎
【現病歴】約20年程前から左手に冷えを感じている。
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【現症】両手を触察すると左手だけが冷たい。
【施術と結果】本症例は約20年程前から左手の冷えを訴えており、鎖骨下動脈の圧迫による血行不良が要因の一つであると考え、左鎖骨上窩を触察したところ、左鎖骨下動脈と思われる拍動周辺に筋緊張を確認した。
同部位周辺の筋緊張部に約2分施術し、筋弛緩を確認した。主観で冷えは約5割減と報告を受けた。次に橈骨動脈、尺骨動脈の圧迫が要因と考えられた為、左前腕部を触察したところ肘関節から前腕中央部にかけて強い筋緊張を確認し、肘関節前面から遠位約3cm周辺に約3分施術した。
結果、血液が流れる感じがすると言われ、主観で冷えは消失したと報告を受けた。