3か月前に発症した急性腰痛による胸腰部回旋動作困難が10分以内に改善した例

【現症】腰部両側面に安静時痛あり。胸腰部右回旋約10°、左回旋約10°と可動域制限が確認できる。
【施術と結果】本症例は約3か月前に発症した急性腰痛であり、目視及び触察にて腫脹や熱感が確認できなかったため、腰部両側面の筋緊張が痛みと可動域制限の一つの要因であると考えた。
　 触察にて腰部両側面の筋緊張を確認。左右ともに押圧深約0.5cmであった。緩消法にて約2分弛緩したところ、痛みが10から8(NRS改変)となった。痛みに変化が確認できたため、引き続き同部位を緩消法にて約10分弛緩したところ、痛みが10から3(NRS改変)となり、胸腰部右回旋約20°、左回旋約20°となった。更に同部位を約10分弛緩したところ、左右ともに押圧深約2cmとなり、痛みは10から0(NRS改変)と消失し、胸腰部右回旋及び左回旋の可動域制限は確認できなくなった。
　 「1回でこんなに動けるようになるなんて感動しました。」と笑顔で帰路につかれた。