10年振りに再発した花粉症の症状と思われる鼻閉、目の掻痒感の改善例
【患者】 80代前半 男性
【主訴】今朝から鼻詰まりで呼吸がしにくい。目が痒い。
【既往歴】ー
【現病歴】10年以上花粉症の症状が無かったが、2日前より目の搔痒感が発症し、1日前より両鼻閉が発症している。他の症状で来院されていたが、お話中に訴えられたため対応した。
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【現症】目は掻痒感があるが、我慢は出来る。鼻閉は左右共で、浅呼吸になり息苦しさも感じている。頭重感も少しある。
【施術と結果】本症例は、2日前より10年以上発症していなかった目の掻痒感と鼻閉による浅呼吸を訴えており、耳鼻科医が対応する症例であるが、以前に近医耳鼻科を受診しており、同様の症状で花粉症と診断を受けた事により、血行不良が要因の一つと推測し対応した。
鼻への血行不良は外頚動脈周辺の筋緊張によるものと考え、先ず、右下顎骨下縁の外頚動脈周辺の筋緊張を触察により確認した。同部位に約1分、施術を行い筋弛緩を確認した。その結果、右側の鼻閉はご本人の主観で解消したとの報告を受けた。次に左下顎骨下縁の外頚動脈周辺の筋緊張を触察により確認した。同部位に約1分、施術を行い筋弛緩を確認した。結果、左側の鼻閉はご本人の主観で6割減少したとの報告を受けた。
効果が確認できた為、引き続き同部位に約2分施術を行い、筋弛緩を確認した。結果、左側の鼻閉はご本人の主観で解消したとの報告を受けた。花粉症の症状が頚部の筋弛緩で改善したことに首を傾げながら息が楽に吸えると喜ばれておりました。