1ヶ月程前から屈曲しずらく筋力低下した中指の改善例

【現症】右中指の痛みや痺れ、知覚異常は認められず、腫脹や熱感もない。健側である左中指と比較すると右中指は冷えが認められる。明らかな関節可動域制限はなく、ご本人の主観で曲げにくく、力が入りにくい
感覚である。
【施術と結果】本症例は右中指の屈曲しずらさ、力の入りにくさを訴えており、要因として筋や腱の緊張もしくは硬結を疑って施術を開始した。
　 右中指を触察していくと右第3中手指節間(以下、MP)関節から約2cm近位に筋緊張を確認し、さらに右中指の屈曲動作時の筋、腱の動きの悪さが確認できた。同箇所に緩消法を約1分行った。それにより筋弛緩し、さらに筋、腱の動きが正常になった様に感じられた。その結果、ご本人の主観で右中指は屈曲しやすくなり、力も入りやすくなったと笑顔で報告を受けた。
　 次に冷えもある為、右前腕を触察すると屈筋群に筋緊張が確認できた為、緩消法を約2分行い筋弛緩を確認した。その結果、右中指の冷えは主観で約５割改善した。その後は他の症状もある為、腰部の施術を行い終了した。