3分で改善した頚部右回旋時に発生する右後頚部痛に関する改善効果

【現症】後頭部に頭痛の訴えがあり、日常生活における頚部関節可動域制限は確認出来なかったが、頚部右回旋時に右僧帽筋上部線維に痛みあり。
【施術内容・結果】本症例は、頚部に痛みを訴えており、頚部の筋緊張が痛みの要因と考えた。また、後頭部の頭痛の訴えも頚部の筋緊張による血行不良が要因と考えた。
　 初めに、1番痛みを訴えている箇所を示してもらったところ、第2頚椎右外方2横指付近を示した為、触察にて筋緊張を確認し緩消法を約1分施術し、筋弛緩を確認した。結果、頚部の痛みが10から6(ＮＲＳ改変)と小さくなり、主観により後頭部の頭痛が約6割減少したと報告を受けた。続けて、1番痛みを訴えている箇所を示してもらったところ、第3頚椎右外方３横指付近に移行した為、触察により筋緊張を確認し緩消法を約2分施術し筋弛緩を確認した。結果、頚部の痛みが10から０(ＮＲＳ改変)と消失し、主観により後頭部の頭痛が約8割減少したと報告を受けた。
　 頚部の痛みの再発抑制には腰部の筋弛緩が必要と説明し、触察により腰部側面の筋緊張を確認し緩消法を約20分施術し筋弛緩を確認し施術を終了した。頚部の痛みが約3分で改善した事に喜んで頂き、腰部側面の施術終了後、残存していた後頭部の頭痛が消失したとの報告も頂けた。