【患者】50代後半 男性
【主訴】風邪をひいてから喉のいがらっぽさが残っている。
【既往歴】変形性頚椎症
【現病歴】2週間ほど前に感冒を発症し、症状は治まったが喉頭周辺の違和感および咳嗽が残存している。
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【現症】喉頭周辺に違和感および咳嗽あり。
【施術と結果】本症例は2週間ほど前の感冒症状後に発症しており、喉頭周辺の違和感および咳嗽の要因は喉頭周辺の血行不良と考えて喉頭周辺を触察したところ、両側の気管側面からやや背側にかけて筋緊張が確認された。
はじめに最も強い筋緊張が確認された喉頭隆起から約3cm下方の気管左側面周辺に約30秒施術し筋弛緩を確認した。その結果喉頭周辺の違和感は主観で4割減となった。引き続き同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果喉頭周辺の違和感は主観で5割減となった。気管の両側面周辺を触察したところ左側面周辺と比較して右側面周辺の筋緊張を強く感じたため施術部位を気管右側面周辺に変更し、喉頭隆起から約3cm下方の気管右側面周辺に約30秒施術し筋弛緩を確認した。その結果喉頭周辺の違和感は主観で7割減となった。引き続き同部位周辺に約2分施術し筋弛緩を確認した。その結果喉頭周辺の違和感は主観で9割減となった。ここで他部位の施術を希望されたので、喉頭周辺の違和感への施術は終了とした。
喉のいがらっぽさがほぼなくなった、と喜ばれていた。