約半年前に再発した仙腸関節周辺の疼痛の改善例

【現症】安静時痛は無し。歩行時など日常生活動作に疼痛あり。特に歩行時に跛行を呈し、速く歩けないため困っている。足を引きずりながらの歩行、早く歩けない。
【施術と結果】本症例は、約半年前から歩行時に疼痛を訴えており、腰部側面と腸骨稜周辺の筋緊張による血行不良が痛みの要因と考え、触察により左右腸骨稜周辺の筋緊張を確認し、緩消法を約2分施術し、筋弛緩を確認した。結果、歩行時の痛みが10から8（NRS改変）と小さくなった。
　 改善が見られた為、引き続き同部位周辺に緩消法を約10分施術し、筋弛緩を確認した。結果、歩行時の仙骨周辺の痛みが10から5（NRS改変）と小さくなった。
　 仙腸関節周辺の痛みが残存している為、腰椎周辺を触察したところ、触察にて第1~4腰椎の高位で脊柱起立筋周辺に筋緊張を確認したため、緩消法を約10分施術し、筋弛緩を確認した。結果、歩行時の仙腸関節周辺の痛みが主観で10から2（NRS改変）と報告を受けた。深部の筋緊張が要因であり、まだ時間がかかると説明した。痛みが軽減し楽に歩けると言って帰られた。